空也上人の六波羅蜜寺でご縁について考えた! 秘仏【十一面観音菩薩立像】の御開帳

神社・仏閣

快晴の2024年11月3日。
六波羅蜜寺のご本尊、十二年に一度の御開帳の秘仏「十一面観音菩薩立像」にお参りする事が出来ました。

偶然が重なって、お会いできた観音菩薩像さまのお陰で、開運法とご縁について考える事が出来ました。開運について興味のある人はぜひ最後までお読みください。

空也上人立像に初めて会えた日

空也上人立像は歴史の教科書などで見て、他のお坊様の像とはまるで違うな、という感想を持たれた人も多いと思います。

上人がお亡くなりになって200年以上後の鎌倉時代、運慶の四男坊である康勝(こうしょう)が作ったものだそうです。

去年2023年に京都で干支九星講座の忘年会の後、翌日に京都ミニ観光をしました。その時に初めて六波羅蜜寺に行き、そこで空也上人立像を拝ませて頂きました。

写真では分かりにくいのですが、玉眼と言う技法が使われている為に、空也上人の両目が涙に潤んでいる様に見えます。

民を救いたいという情熱が伝わって来るようで、市井の者達のすぐ傍で、仏道を生きて下さった上人様だと感じる事が出来ました。また、像の頬は滑らかで、青年のようにも壮年のようにも見えました。

仏師の康勝が20才頃の作であると知り、若い、一心な情熱で空也上人を思い彫り上げたのかもしれないと想像したりしました。

そして、こんな風に、心を鷲掴みされてしまった私に良い情報が・・

秘仏・十一面観音菩薩立像の御開帳は辰年のみ

「国宝である秘仏・十一面観音菩薩立像が2024年11月に12年ぶりに御開帳される!」・・・この情報を私はその忘年会京都ミニ観光の六波羅蜜寺で知りました。

御開帳は辰年だけ。つまり2024年に六波羅蜜寺のご本尊である十一面観音菩薩立像が拝めるという事です。

日付は11月3日~12月5日の33日間とのこと。すぐに何か月も先のホテルの予約をして、その時から楽しみにしていました。

空也上人の一生を小説仕立てで学べる本

六波羅蜜寺の観光で、すっかり空也上人のファンになった私は、もう少し知りたいと思い、本を探しました。

空也上人についての本はあまり沢山は有りませんでしたが、空也上人の一生を小説にした「捨ててこそ 空也」と言う本は、とても読みやすい物でした。

この小説の中に、空也上人立像そのままの描写があります。
著者である梓澤要さんは、空也上人立像を何度もご覧になられながら、この本を書かれたのでは?と思いました。

十一面観音菩薩立像を御開帳する日の人だかり

2024年11月3日。
六波羅蜜寺は8時半の開門で、御開帳の法要は9時からでした。

人が多いだろうとは想像していましたが、7時40分に六波羅蜜寺前に着いた時には、既に200人位の人が門前に並んでいらっしゃいました。

そこから見る見るうちに行列は長くなり、開門時には1000人位は並んでいらっしゃったと思います。そのうち、本堂の中に入れるのは150人~200人位だと思います。残念ですが私はお堂の中には入れませんでした。

しかし、木魚の音、般若心経をお唱えするお坊様方の声は耳にする事が出来ました。

お参りに来た全員が十一面観音菩薩像を正面から拝めるように、順番に案内して下さり、もちろん大勢の人達が待たれているので、時間はゆっくりはかけられませんが、それでも正面から菩薩像を拝ませて頂きました。

菩薩像は私が想像していたよりも大きく、どっしりとまろやかで、千年以上もの間、たくさんの人の思いを受け止め、赦し、見守ってこられた、深いエネルギーに満ちていらっしゃいました。

出会いの道筋が開かれていくのはご縁のお陰

六波羅蜜寺なんて、教科書で出てきただけで、自分とは縁もゆかりもないお寺だったし、空也上人の写真を見ても「へ~変わってる!」としか思わなかったし、その御本尊の十一面観音像なんて、知りもしませんでした。

空也上人の像にしても、出会えたのは小さなきっかけからです。

去年の忘年会後のミニ観光では、元々は下鴨神社にお参りする計画を立てていました。

それが忘年会の直前に、参加する人のお身内にご不幸があった為、神社の参拝は辞める事になり、観光の計画を急遽変更して、六波羅蜜寺をお参りする事になったのです。

そうして・・初めて空也上人立像に会う事が出来ました。
そうして・・次の年がご本尊の御開帳だと知る事が出来ました。
そうして・・今年、ご本尊を拝む事が出来ました。

小さな1つのきっかけで、するすると十一面観音菩薩像さまにお会いする事ができました。

これをご縁というのかもしれないですね。
幸せな事だと思います。

まとめ:どんな事どんな人でも縁なくしては出会えない。縁を作るのが開運法。

「袖振り合うも他生の縁」とは、よく聞く言葉ですけど、仏像だけでなく、今まで出会えた人たち全てと、こういうご縁が有るのだろうな、と思いました。

今回の六波羅蜜寺の件で、ご縁と言うもの自体がとても不思議で、何かに仕組まれているような、そんな気持ちがしました。

親子、兄弟、夫や妻、友達、これまでの何人もの先生達・・・
偶然に偶然を重ねる御縁というものが有ったから、出会えたのでしょうね。

今まで「ご縁が有ったんだねー!」と軽く口にする事はよく有りましたが、今回の六波羅蜜寺での御仏像の一件で、縁とはとても大きな力が働いているものなのだ、と実感致しました。

トランプゲームの神経衰弱のように、最初のワンペアを合わせると、続いて別のペアが開き、また別のペアが開き、パタパタとカードが明らかになっていく・・・そんな印象を持った六波羅蜜寺十一面観音菩薩像との出会いでした。

私は干支九星でいろんな開運方法を試しております。

最初のワンペアが素敵なものである事、その後スムーズに物事が噛み合い、良い方向に進んでいく事。それを開運と呼んでも良いかもしれませんね。

これからも干支九星の開運方法を続けていきたいと思っています。

干支九星にはさまざまな開運法が有ります。開運に興味が有れば、ぜひ鑑定をお申し付けください。

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