宗像大社の秋季大祭 みあれ祭スケジュール しっかり見る為のポイントはこれ!

神社・仏閣

福岡県宗像市にある宗像大社の秋季大祭は毎年10月1日、2日、3日と決まっています。

その初日を飾るのが海上神幸(じんこう)みあれ祭で
大島~神湊(こうのみなと)間をたくさんの漁船で守られながら女神様を乗せた御座船が渡って来ます。

この度 みあれ祭を初めて見に行く事が出来、そこで感じた事、出会った女性について書いてみました。

記事の最後に みあれ祭には、何時頃に行けば良いのか、駐車場は有るのか、どの場所が一番見やすいのかなど 行ってみて分かった事をお伝えします。

みあれ祭スケジュール

みあれ祭のスケジュールは写真の通りです。
過去の情報を探してもだいたい同じ時間のようですので 毎年同じではないかと思います。

私も大島の港を船団が出発するのは9時半という情報はネットで得ていました。

大島から神湊まではフェリーなら20分位。
だから、8時半に神湊に着けば充分だろうという計算でしたが・・8時半では第一駐車場も第二駐車場もいっぱいでした。

臨時駐車場もギリギリ入れた感じです。

そしてその時間には既に防波堤には人がいっぱいだったので 港から少し離れた防波堤に陣取りました。

大島を出発した船団が近づいて来る!

防波堤の横で待つこと約1時間。遠くに船団の影がみえました。
船団は徐々に近づいて来ます。

キタキタキターー!
ざっと見た感じで百艘以上の漁船が 華やかな大漁旗を何枚も船首にはためかせています。

御神輿の乗る御座船って、どれ?

この漁船団は二艘の御座船を守りながら海上を進んできます。

御座船の一艘には
沖の島の沖津宮からお迎えした
田心姫神(たごりひめのかみ)の御分霊の神輿、

もう一艘には大島の中津宮の
湍津姫神(たぎつひめのかみ)の御分霊の神輿が乗っています。

ネット情報では辺津宮にいらっしゃる
市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)も船に乗り、途中の海までお姉さま方を迎えに行かれるため 御座船は三艘、となっていましたが 今年の御座船は二艘でした。

海に浮かぶ漁船の中に御座船を探そうとして
「どれが神様の船なのかなあ」と思わず私が呟くと
「白い幟を立てた船が御座船よ。黄色い着物を着た人が10人位乗っとるはずよ。」という声が聞こえました。

私は漁師・・そう言った女性の横顔が胸に残る

振り向くと、日に焼けて痩せ型の70才位の女性が手ひさしで太陽を避けながら海を遠く見つめておられました。

「ありがとうございます。お詳しいですね。」と言うと
「私は漁師よ。ここに住んでますけ。普段は家から見るけど 今年は息子が先導船を務めるから、今年は外に出て見とるとです。」

先導船とは神様の乗られた御座船が進む海路を先にお祓いしながら進む船です。
きっと名誉な役割なのでしょう。

「すごいですね、カッコいい!ご立派な息子さんですね。」と私が言うと、
「いいやいいや!お父さんが亡くなって、息子が跡を継いだのよ。漁師は良い商売だね、と人からは言われる事も有るけど 船一艘買うちゃ、家買うどころの騒ぎじゃない、なかなか大変よ」と仰いました。

「息子さんが跡を継いで船に乗ってくれて 心強いですね。」

「まあ、それはあるね。お父さんはずっと海に出とったもん。亡くなった時にはお寺さんに頼んですこーし骨を分けて貰うて、この海に撒かせてもろうたんよ。」

そんな会話をしながらも その女性は眩しい海をじっと見つめておられました。
息子さんの乗られた先導船も他の漁船と混じってしまって見分けにくく、一心に探しておられるのです。

私も海を見ながら、「私は漁師」と自己紹介したこの人は どんな妻でどんな母親だったのだろう?と失礼ながら想像しました。

そっと見たその女性の横顔から 自分の人生をしっかりと背負ってきた人が持つ 自信と清々しさが伝わってきました。

先立った夫の替わりに息子が船に乗っていて、夫のお骨を撒いた海の防波堤から 息子の乗る船を探しておられるのです。
時間をかけてこそ醸し出される尊さをこの人に感じました。

御座船をぐるっと回って 散っていく漁船

港近くまでお供をしてきた漁船団は最後に 讃えるように挨拶するように 御座船の回りをグルっと回って、それぞれの港に散っていきます。

子供が「おーーい!おーーい!」と防波堤近くでピョンピョンとびあがりながら声を張り上げていたら
一艘がギリギリ近くまで来てくれて 船の上から逞しい漁師さんが「おおおい!」と叫び返してくれました。

大漁旗を3つも4つも掲げた漁船の船団は勇壮で 海と共に生きる人達のプライドと心意気のようなものを感じられる海上神幸「みあれ祭」でした。

宗像大社辺津宮まで御神輿の移動

その後、港で神事が有り、
宗像大社辺津宮まで御神輿を移動させます。

10月1日からの3日間は五穀豊穣と大漁を感謝する秋季大祭です。
その期間は宗像辺津宮に3柱の姉妹の姫神さまが集っておられ 境内にはたくさんの屋台が出ます。

10月2日は流鏑馬や様々な舞が披露され、3日は厳かな高宮神奈備祭です。

幽遠さを感じる高宮神奈備祭については また記事にしたいと思っています。

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まとめ(みあれ祭を目いっぱい楽しむコツ)

8時半に到着して 少し離れた臨時駐車場にギリギリ入れたくらいでした。
車で行かれるなら8時位までには到着しておいた方が駐車場に関しては安心でしょう。

みあれ祭の見物はフェリー乗り場横の防波堤のできるだけ港に近い所か、フェリー乗り場の2階展望台が 海も見渡せ、港に入って来る船も近くに見えるから良いようです。

みあれ祭は曜日は関係なく、10月1日と決まっていますが、平日であっても人は多いとの情報を頂きました。

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(おまけ)テレビでも みあれ祭について報道していました。

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