夏のホラー ちょっぴり涼しいお話・・・信じるか信じないかは あなた次第

鑑定例

私には霊能力は有りません。

以前 電話占い会社に所属している時は
「我が社では鋭めの直感力は霊能力としています」
「霊能力有りの方がウケが良いんです」
とか、ビックリコ!!な事を言われて・・・

会社が用意してくれた私のプロフィールには
「研ぎ澄まされた霊能力と深い知識であなたを導く・・」的な なんとも畏れ多い紹介文が掲載されていて・・

「いやいやいやいや!!」
「ほんとにもう、どーもスンマセン!」
的な

「穴が有ったら入りたい!」
的な
そんな気持ちでおりました。

繰り返します。
私には霊能力は有りません。
いやむしろ欲しくない!!!
怖いから!!!

そんな私なのに 最近出くわしてしまった 或る鑑定に絡む ちょっとだけ涼しいお話を紹介いたします。

記事の最後に変なもんくっつけちゃったなあ~と思う時の 正しい塩風呂の入り方もお伝えしております。

干支九星は地味~~~な占術だけど、霊的と出てしまったらしょうがない

干支九星はチマチマと5つも6つも盤を立て、いろんな盤を照らし合わせて、共通しているものだとか、何年前の何月はこうだからとか、老眼チカチカさせながら調べるタイプのモノであって 霊能力で一瞬で分かるようなタイプの占いではないのです。

ただ盤を読み解くと 背筋が凍ると言いますか、
「ここにも、ここにも、ここにも出てる・・・霊的じゃん。」
「逃げろ――――!」
と言う事も有ります。

でも鑑定を引き受けた以上 しょうがありません。

色んな持ち物を身に付けたり、手や首や頭に いろいろと塗りたくったり 服の素材を選んだりして鑑定を終わらせ、お客さんには腹を据えてお伝えします。

お客さんの影響も大きい

また 占いをすると お客さんの影響を受けてしまい、「ヤバいな」と思う事もたまに有ります。

自分の悩みを解決する為に何とか努力しよう、もっと充実した毎日を送る為にどう頑張れば良いのか知りたい、そんな相談をする人なら問題有りません。

またそういうご相談者さんはどんどん開運して行かれます。

その一方、人がこうしてくれない、何もかもあの人のせいでこうなった、自分は動かず相手を何とか変えたい、という自分の考えに凝り固まっている人の鑑定は かなりこちらのエネルギーを消耗します。

悩みとは多かれ少なかれそういうものなので 最初はそうであっても 時間をかけて少しずつ解決出来たらそれで良いのかな、と思っていますが・・・。

ちょっと怖い盤面でした

私は出張鑑定は基本的に受けていません。
でもお客さんにどうしても、という事情がある場合は別です。

最近なぜかそういう出張鑑定のご依頼が続きました。
その中の1件です。

そのご相談の盤を見てすぐに
「なんかコレは、よろしくないな・・ちょっと怖いな」と思いました。

しかしお受けしたからには ちゃんと鑑定しようと思い しっかり準備をしてお客さんの所に向かいました。

心霊スポットにナビられた!

そのお客さんのお家をナビに入れ、出発しました。
すると私の思っていた道とは違う道をおススメされました。
しかし私は方向音痴に自信が有るので
「へ~~!こっちの道から行けるのかな?」と思い、ナビに従って車を走らせました。

普段私は どちらかというと慎重派なのですが その日は
「変だな」と思いながらもドンドン車を走らせました。

するとナビは脇道へ、脇道へと誘導します。

途中からさすがの私も
「これは明らかにおかしい」と気づいたのですが 細い山道を登る途中Uターンできる場所を探しながらどんどん奥深くに入ってしまったのです。

そして車がぐるっとまわれるような行き止まりの空き地に着いた時 ナビが妙に明るい大きな声で
「目的地に到着しました」と告げました。

〇〇峡入口 という看板が立っていました。

ここは以前、最初の気学の師匠であるお坊さんから「入ったらダメだよ」と言われていた場所。
地元の人には「出る」と有名な場所でした。

私が入力した目的地とは全然違います。

そして、もう一度同じ目的地でナビを起動させ直すと、所要時間は「3時間40分」と出ました。
そんな訳は有りません。
どう考えても目的地はその場から1時間以内で着くはずの場所です。

私は「こりゃマズい」と思い、その場でUターンして、とにかく道を下っていき
大きな道路に出た所で 持っていた粉のお香を手や体に塗りたくりました。

そしてもう一度ナビを起動させ直すと 今度は目的地まで30分と出て、無事お客さんのお宅に付く事ができて 鑑定はつつがなく終わりました。

直接に家に帰ると危ない気がする

しかしその後 家に帰るまでの道のりで もの凄い疲れが襲ってきて
「このまま家に帰ってはいけない」
と思い、たまたま目にしたお店でコーヒーを飲み しばらくボーっとしていました。

ちょっと元気になったので帰路に着いたのですが、晩御飯の支度をしながら何かザワザワとした気持ちが止まりません。

それでも私はまだ、すごく怖いという気持ちは起こって来ませんでした。

夫にナビの不調を告げると 後日 同じ目的地で確認してくれましたが ナビは壊れていませんでした。

塩風呂の正しい入り方・・そして本気で怖くなった

夕方から「今日は塩風呂に入って、気持をスッキリさせよう」と決めていました。

今までも何度も塩風呂は試しています。

その夜もそんな気軽な
「なんとなく気持ちがザワつくから 塩風呂に入ってスッキリさせよう」その位の気持ちでした。

塩風呂には入り方が有ります。
お塩をひとつまみ入れたのでは何の効果も有りません。

お湯は湯舟にたっぷり張って お塩は両手にいっぱい位 どっさりと入れます。
私はその夜は とっておきの護摩焚きの灰とお香を混ぜたお塩を使いましたが スーパーに売っている粗塩で構いません。

そして 湯舟の塩湯に頭までもぐり

羯諦ぎゃてい 羯諦ぎゃてい  波羅羯諦はらぎゃてい 波羅僧羯諦はらそうぎゃてい

菩提薩婆訶ぼじそわか

とお湯の中で唱えました。

すると・・

その自分の声が 今までやってきた塩風呂で聞こえていたのとは全然違う音量で
お湯の中でとても大きく響き・・
自分の脳がぐらっと揺れたような気がして・・

私はそのとき初めて本気で「怖い!」と思いました。

良くない「何か」がその時 私の傍から「切れた」、あるいは中から「出て行った」のかも知れません。

まとめ

私の奇妙な体験でしたが・・変な話するなぁと思わないで下さいね。

占い師として活動している人なら こういう分かりやすく変な体験は多くの人がしていると思います。

だから占い師の口からは「霊がなんちゃら」とか「悪い物がなんちゃら」とか そういう話題がもしかしたら出て来るかも知れません。

しかし(霊感の有る占い師さんも中にはいらっしゃるとは思いますが)
占い師=霊能者ではありません。

それでも私の経験上、霊能者でなくても何か分からないモノに惑わされることは有ると思います。

だから これを読んで下さっているあなたも 何となく怖いな、気持が落ち着かないな、と言う時は 正しい入り方で塩風呂を試してみてくださいね。

それから・・
この体験をした直後から、お花買いで買って大事にしていたお花4株の内2株が どんどん萎れて葉っぱがみるみる黄色くなり あれこれ手を尽くしてみましたが1週間で枯れてしまいました。

お花買いは手軽な開運法で私にはよく効くのですが(特に金運)、今回のように身代わりになってくれるような事も もしかしたら有るのかも知れないです。

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